かかってからじゃ遅すぎる!知っておきたいノロウイルス予防マニュアル

ノロウィルスの除菌にディゾルバウォーター

感染性胃腸炎を引き起こすノロウイルスの感染経路は主に3つです。感染者の触ったドアノブや排泄物を触った手を介しての接触感染、感染者の排泄物や嘔吐物が飛び散ったり、乾燥して舞ったものを吸い込む飛沫・塵埃感染、そして貝などの食べ物を通しての食中毒です。

この中でも接触感染と飛沫・塵埃感染に関しては、本人に自覚がないところで感染してしまっている可能性があります。そして感染すると、通常1~2日の潜伏期間を経て発症します。誰か一人が発症してしまってからでは、すでに他の人も感染している可能性が高く、感染拡大を防ぐのが大変になります。

そのため、普段からの予防対策と、万が一感染者が出た場合もすぐに対応できるようにしておくことが重要です。予防と発症者が出た場合の対策のポイントをまとめてみました。

どうやって予防したらいいの?予防に大切な5つのポイント

1.手洗いを徹底する

外出先から帰宅して手洗いうがいは基本ですが、調理や食事をする前、そしてトイレのあとの手洗いも特に念入りに行いましょう。学校などでもハンドソープなどを使い、20秒以上かけての手洗いが指導されています。

また手洗いをする際には手のひらや甲だけではなく、指と指の間、つめの中、そして手首などももちろん、指輪をしている方はそこも洗い残りが多い箇所なので気をつけて洗いましょう。そして手を拭く時はペーパータオルもしくは自分専用のタオルを使うなど、タオルの共有をしないことが大切です。

東京都健康安全研究センターの手洗いによるノロウイルス除去効果を調べる実験によると、15秒間流水で洗っただけでも手に付いたノロウイルスの数が100分の1程度に減少したと出ています。そして更に薬用石鹸(ハンドソープ)を使うことで、ウイルスは手洗い前と比べ1000分の1程度に減少することが認められました。

手を洗う場所がないときでも、ウエットティッシュで拭き取るだけでも、ノロウイルスの数を少なくする効果があると分かったことからいつもかばんの中に入れておくと安心ですね。

2.料理の過熱をしっかりとする

生食を避け、カキなどの2枚貝は特に中心部まで過熱を充分行いましょう。ノロウイルスの死滅させるには、85~90度で90秒以上の過熱が必要といわれています。もちろん調理をする人、配膳をする人はしっかりと手洗いをしてください。使用した後は次亜塩素酸水で消毒も忘れずに行いましょう。

3.ウイルスの潜んでいる場所を知る

見た目は汚れていないように見えても、家庭では水道の蛇口やシンク、ドアノブ、便座やトイレのふたなどには多くウイルスが潜んでいます。特にトイレ内の水道やドアノブは普段より除菌を心がけましょう。

一歩家の外に出たら、家庭と同じ場所以外でも気をつけなければいけない箇所があります。職場では電話やコピー機、机やいす、学校では階段の手すりや遊具、机やいす、保健室のベッドなど多くの人が触れる場所にノロウイルスが潜んでいます。

また公共の施設でも注意が必要です。スーパーのカートの押し手やエレベーターのボタン、エスカレーターの手すり、自動販売機、いすや机は汚染されている可能性が高いです。公共のトイレでは便座クリーナーが設置されているところも多いので、使用前に便座などを除菌することをお勧めします。ノロウイルスの流行する冬場には特に、お出かけの際にはいつでも消毒できるように小型の次亜塩素酸水を持ち歩いていると安心ですね。

4.マスクを着用する

人通りの多い場所に外出する際にはマスクを着用しましょう。マスクには一般的に家庭用のものと医療用のものがありますが、最近では医療用のものが家庭向けに販売されていることもあります。

ただ、N95規格相当といった医療用のものを適切に着用するのは少し難しいですね。また、マスクをつけたからといって100%防げるわけでもありません。

過信は禁物ですが、マスクをすることで塵埃状になったノロウイルスの吸引が最小限になります。マスクを使用する時は、同じものを繰り返し使うのではなく1回1回取り替えましょう。

5.体内から予防

ヨーグルトやヤクルト、ビオフェルミンなど体内の善玉菌を増やしウイルスに強くなるという、予防医学に基づいた方法も近年話題を集めています。例としてヨーグルトなどの乳製品に多く含まれるラクトフェリンを毎日100mg取り続けた人は週に一回の人と比べ、ノロウイルスと診断された割合が6.5%少なかったという調査結果も出ています。

ノロウイルスの感染を広げないための6つのポイント

1.家の中を徹底除菌

ご家族の中で感染者がいる場合、その方が治ってもノロウイルスは1~2ヶ月は生きています。そのため次亜塩素酸水で、階段の手すりなどありとあらゆるものを徹底的に除菌する必要があります。ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウム水溶液を薄めて使った場合、素材によってはさびてしまうものもあるため、拭いた後は固く絞ったタオルなどで二度拭きしてください。

ディゾルバ・ウォーター(次亜塩素酸水)とは高い除菌力を持ちながらも、人体に安全な除菌・消臭水で塩素漂白剤特有の刺激臭もありません。同様の効果のある塩素系漂白剤を薄めるという方法もありますが、特有の臭いが苦手という方も多いですよね。また自分で薄めて作るのはなんだか怖いという方もいらっしゃると思います。次亜塩素酸水だとそういった不安も解決してくれます。

2.トイレの除菌

また感染しても発症しないでトイレを使用してると、そこが感染場所となる可能性が高いです。トイレを済ませた後、洋式トイレでふたをせずに水を流すと見えない水滴と一緒にウイルスが飛び散ることがあります。更に和式トイレでは、床や壁だけでなくズボンのすそなどにウイルスが飛び散ってしまいます。

洋式なら普段から水を流す時にはふたを閉めて流す、また消臭スプレーだけでなく次亜塩素酸水で作った除菌スプレーも使用して、便器や空間を除菌するよう心がけましょう(同じ次亜塩素酸ナトリウム液でもハイターやピューラックスはスプレーには適していません)。

3.台所の除菌

調理に使用した器具やまな板、食器等も次亜塩素酸水による消毒を行いましょう。家族の方も発症していないだけで感染している場合もあるため、全員のものを除菌することをお勧めします。次亜塩素酸ナトリウム液を使った場合は、使用後に中性洗剤を使ってまた洗う必要はありませんが、しっかりとゆすいでください。

4.衣類の除菌

手袋を着用しハイターなど次亜塩素酸水溶液を使用し洗った後、ノロウイルスは熱に弱いため(85度以上で1分間過熱することで死滅します。)乾燥機またはアイロンをかけるとなお安心です。

5.おもちゃの除菌

小さいお子さんが口に入れやすいおもちゃも普段から消毒しましょう。水洗いした後に薄めた次亜塩素酸水溶液に10分漬けて良く洗い流しましょう。

また医薬品として指定されている赤ちゃん用除菌液のミルトンは、価格は高いものの水酸化ナトリウムなどの添加物が配合されておらず、消毒した後は水洗いせずにそのまま口に出来るようになっています。そして誤まって衣服についてしまっても脱色することもなく、手荒れもしにくいと好評です。

6、充分な換気

充分な換気を行い、室内のノロウイルスの量を減らしましょう。きつい塩素臭は頭痛や不快感を引き起こします。体調の優れないときは特に気をつけてください

良くあるノロウイルス除菌Q&A

Q1.アルコールでノロウイルスが除菌できますか?

A1.ノロウイルスはアルコールでは除菌できません。ノロウイルスを死滅させるには、85度以上の熱湯で1分間殺菌するか、次亜塩素酸水もしくは次亜塩素酸ナトリウム水溶液で消毒する必要があります。

Q2.塩素系漂白剤はそのまま使えますか?体への害はないのですか?

A2.市販されている塩素系漂白剤の原液は次亜塩素酸の濃度が1%~12%程度のものがありますが、原液のままでは使用しません。

どのくらい薄めるかは用途によって違います。便や嘔吐物が付着した床などは0.1%(原液5%のものを使用した場合、1リットルの水に20mlの次亜塩素酸ナトリウム)、衣服などの付け置きやトイレの便座などの消毒は0.02%(原液5%のものを使用した場合1リットルの水に5mlの次亜塩素酸ナトリウム)に薄めます。

時間が経つと効果が薄れてしまうので、作り置きはせずその都度作ることをお勧めします。また直接肌に触れると刺激が強すぎるので必ずビニール手袋などをして使用しましょう。加えて注意したいのは酸性の洗剤とは絶対に混ぜて使わないということです。有毒ガスが発生します

使用時にはビニール手袋やマスクを着用し、所定の使用濃度を守っている限りでは人体に大きな問題はないとされています。ただ粘膜や皮膚への刺激はあるため、使用する時にはなるべく短時間で済むようにしましょう。

Q3.漂白剤以外の安全な消毒法はないのですか?

A3.ミルトン、ミルクポン、ディゾルバウォーターなどがあります。これらは赤ちゃんから安全に使えるということを大前提に作られた製品で、塩素系漂白剤と比べ刺激も少なく、変色などもしにくくなっています。

その中でもディゾルバ・ウォーターは皮膚と同じ弱酸性で出来ているため、触ったとしてもぬるぬる感はなく水道水と同じように使用できます。洗浄力を重視として作られている塩素系漂白剤では、直接手に触れることは危険ですし、またその液を薄めたとしてもディゾルバ・ウォーターと同じ効果は期待できません。

次亜塩素酸ナトリウム液ならどれでも同じだと勘違いされている方がいらっしゃいます。ディゾルバ・ウォーターは安全に使用することを目的に、研究され作られた微酸性次亜塩素酸水です。そのため直接手や指を除菌したり、加湿器で噴霧することができますが、決して塩素系漂白剤で直接手を洗ったり、加湿器に入れるようなことはしないでください。

大物でなければ煮沸消毒や電子レンジ消毒という方法もありますが、熱消毒では芽胞は消毒されにくいため確実な方法をお勧めしています。

まとめ

ノロウイルスの発症は突然やってきます。起きてしまった後では対処法などを調べる余裕もありません。我が家では日ごろから外出先から帰ってきたら必ず手洗いうがいをしていましたし、食事の準備や食事の前の手洗いも徹底していました。

しかしいくら気をつけているつもりでもなってしまいました。普段から細かいところまで除菌を心がけることももちろん大事ですし、なってしまったらとにかく感染を広げないようにすることです。

ノロウイルス対策には次亜塩素酸ナトリウム液を常備しておくと、いざというときも安心です。我が家のように家族で感染してしまったり、布団やカーペットなどに嘔吐物が付着してしまった場合薄めるとは言え大量に必要になります。うちの場合感染が拡大しないようにと毎日徹底的に消毒・除菌を行ったため、1週間で塩素系漂白剤が約2本なくなりました。

でも正直強い塩素臭で余計気分が悪くなったり、消毒・除菌をするたびに薄めた液を作るのはとても大変でした。その時にディゾルバ・ウォーターの存在を知っていたらもっと違っていただろうなと思います。

備えあれば憂いなし、ノロウイルス予防に対する正しい知識と次亜塩素酸水で急な襲撃を迎え撃ちましょう。